商品をデザインするとき、最初に頭の中で描いたモノが、市場に出るまでに色々な人が仲介することで、どんどんファーストイメージと離れていくことを何度も感じていました。
立場は、違いますが、農業において、生産者の顔が見える産地直送による販売方法が、プロダクト製品においても同じような形でデザイナー自らが主催するDESIGN産地直送オンラインストアーができないか考えていました。
デジタル音痴なひとりのデザイナーが、思い切ってデザイナー直販サイトを立ち上げようと思うようになりました。その転機が、3Dプリンターの出現により、今まで型のことを考えるとコストの面でもあきらめていたものが、自由な発想で頭に浮かんだ形を表現できるチャンスを得ることができるようになったからです。
ゆっくりではありますが、デジタルを駆使しながらもひとつひとつ手作りのART商品として大量生産では、表現しにくい形やモノの暖かみを表現していければと思っています。